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結婚の後悔しかない?気持ちの整理と、ふたりでできること

公開 約13分で読めますかぞくる編集部

「結婚して後悔しているかもしれない」。そんな気持ちが浮かぶたびに、自分を責めたり、誰にも言えずに抱えたりしていませんか。結婚を後悔する気持ちは、珍しいものではありません。結婚後に一度は「しまった」と感じる人は、決して少なくありません。

結論から言うと、「後悔」の中身はひとつではありません。何に対する後悔なのかを分けてみると、ふたりで変えられるものと、ひとりで整えられるもの、そして安全のために離れて考えるべきものが見えてきます。この記事では、結婚の後悔を感じやすい時期ときっかけ、気持ちの整理のしかた、ふたりで話すときの切り出し方、ひとりでできること、相談先をまとめます。

この記事でわかること

  • 結婚の後悔を感じやすい時期ときっかけ、後悔の割合の見方
  • 「何を後悔しているのか」を分けて整理する方法
  • 男性側・女性側それぞれに起きやすい後悔と、ふたりで話すときの言い方の例
  • 後悔しかない、と感じるときにひとりでできることと、相談先

結婚の後悔はどれくらいの人が感じている?

結婚後に「しまった」と感じる瞬間があるのは、あなただけではありません。ここでは、後悔の割合をどう受け取ればよいかを整理します。

結婚 後悔 割合は調査によって大きく違う

結婚を後悔したことがあるかを尋ねた調査はいくつかありますが、対象の年代や聞き方がそれぞれ違い、全国で統一された公的な統計はありません。そのため、出てくる数字も調査ごとに大きく変わります。大切なのは数字そのものより、「後悔したことがある」と感じる人は決してめずらしくないという点です。後悔の気持ちが浮かぶこと自体は、おかしなことでも、冷たいことでもありません。

「一度でも思った」と「ずっと思っている」はちがう

調査で言う「後悔したことがある」には、けんかの最中にふと思った程度から、毎日のように思い続けている状態まで含まれます。あなたの今の状態がどのあたりなのかを、次のように見てみてください。

  • 疲れているとき、けんかのあとだけ思う
  • 特定の出来事(出産、転勤、親族とのこと)のあとから思うようになった
  • 理由がはっきりしないまま、ほとんど毎日思う

上から下にいくほど、「状況の変化」よりも「気持ちの負担」や「関係の土台」に目を向けたほうがよいサインです。

結婚後に後悔を感じやすい時期ときっかけ

後悔は、ある日突然わくというより、生活の変化が重なったときに強くなることが多いものです。ここでは、きっかけになりやすい場面を挙げます。

後悔を感じ始める時期は人によって違い、結婚して間もない時期に感じる人もいれば、何年もたってから感じる人もいます。「何年目だからおかしい」ということはありません。

一緒に暮らし始めて、相手の「ふだんの顔」を知ったとき

結婚前はお互いに見せていなかった部分が、毎日の生活で見えてきます。片づけ方、お金の使い方、疲れたときの態度。どちらかが間違っているというより、育った家庭で「当たり前」だったことが違うだけ、という場合が多くあります。そのずれを話し合う前に「こんな人だと思わなかった」と感じると、後悔につながりやすくなります。

仕事や環境が変わったとき

転職、転勤、引っ越し、収入の変化。暮らしの土台が動くと、不安や余裕のなさが相手への不満に変わりやすくなります。「結婚していなければ、こうしなくてよかったのに」という気持ちが出るのは、この時期です。

妊娠・出産・子育てが始まったとき

産後は、睡眠不足やホルモンの変化もあり、ふだんより気持ちが揺れやすい時期です。家事や育児の負担の差に気づくと、「この人と結婚してよかったのか」と思うことがあります。産後の気持ちの落ち込みが強い、眠れない、といった状態が続くときは、後悔の問題として抱え込まず、産婦人科や自治体の窓口に相談してください。

話し合いが減り、気持ちが通じなくなったとき

調査でも、後悔の理由として「話し合いができない」「話を聞いてもらえない」「恋愛感情がなくなった」といった声が目立つとされています。大きな事件がなくても、会話が減ること自体が後悔を育てていくことがあります。会話が減ってきたと感じるときは、夫婦で会話がないのはなぜ?も参考にしてみてください。

結婚 後悔しかない…と感じるとき、まず気持ちを分けてみよう

「後悔しかない」と思うときは、気持ちがひとかたまりになっていることが多いものです。ここでは、何がつらいのかをほぐす方法をお伝えします。

なお、ネットでは「結婚後悔症候群」という言葉を見かけることがありますが、これは正式な病名や診断名ではなく、通称です。チェックリストに当てはまるかどうかで自分を判断するより、次のように気持ちを分けて整理するほうが、できることが見えやすくなります。

後悔の中身を4つに分けてみる

紙やメモアプリに、思いつくまま書き出してみてください。そのあと、次の4つに仕分けます。

  • 相手そのものへの後悔(性格、価値観、言葉づかい)
  • 暮らしへの後悔(お金、家事、住まい、仕事との両立、義実家との折り合い)
  • 自分の選び方への後悔(急いだ、断れなかった、確かめなかった)
  • 結婚という形そのものへの後悔(自由が減った、ひとりの時間がない)

たとえば、「相手が嫌い」と思っていたことが、書き出してみると「家事の分担が偏っていること」だった、ということがあります。分担は話し合いで変えられます(進め方は家事分担の不満がたまる理由と、ふたりで見直す進め方で整理しています)。また、義実家との折り合いや、相手の借金・金銭面のトラブルが重荷になっている場合も、この「暮らしへの後悔」に入ります。一方、「自由がない」という後悔は、相手を変えるより、ひとりの時間を確保する工夫のほうが効くかもしれません。

「今の状況への不満」と「この人との将来への不安」を分ける

「いまが苦しい」と「この先もずっとこの人とやっていけない」は、別の問題です。疲れているときは、前者が後者に見えてしまいます。今の苦しさの原因が、睡眠不足や仕事の忙しさ、子育ての負担といった「状況」にあるなら、状況が変わると気持ちも変わる可能性があります。

責めたくなる気持ちは、そのまま認めていい

後悔を感じる自分を「ひどい人間だ」と責める必要はありません。気持ちを感じることと、その気持ちに従って何かを決めることは別です。今は感じたままを認めて、決断は急がない、という姿勢で十分です。

結婚 後悔 男性側にも起きている?男女で違う後悔のかたち

後悔は女性だけのものではありません。ここでは、男性側・女性側それぞれに出やすい後悔の傾向を見ていきます。ただし、これは一般的な傾向であり、個人によって大きく異なります。

男性に多い後悔の声

先ほどの調査では、男性のほうに多い後悔の理由として、セックスレスや「行動を制限されること」が挙げられたと報じられています。仕事で疲れているのに家で気が休まらない、自由に使えるお金や時間が減った、といった感覚もよく聞かれます。男性は、つらさを言葉にしにくく、ひとりで抱えやすいといわれます。「結婚 後悔 男」と検索する人の中には、誰にも言えずに探している人も多いのかもしれません。

女性に多い後悔の声

同じ調査では、女性のほうに多い理由として、「自分ばかり我慢している」「大事にされていないと感じる」「金銭感覚が合わない」「話し合いができない」「家事をしない」などが挙げられています。家事・育児・仕事の負担が偏ると、「私だけが頑張っている」という気持ちが積み重なりやすくなります。

どちらも「わかってもらえない」が根っこにあることが多い

男女で表現は違っても、根っこにあるのは「わかってもらえない」「大切にされていない」という感覚であることが少なくありません。どちらの立場でも、相手を悪者にするより、自分がどの場面で一番つらいのかを言葉にすることが、はじめの一歩になります。

結婚して後悔したら、どうする?ふたりでできること

後悔の気持ちを、すぐに「別れるかどうか」の話にしなくても大丈夫です。ここでは、ふたりの関係を少しずつ整える方法を紹介します。

切り出し方の例:責めずに「自分の気持ち」から話す

後悔を伝えるとき、「あなたと結婚して後悔している」とそのまま言うと、相手は傷つき、防衛的になりやすくなります。伝えたいのは、関係を終わらせたいことではなく、つらさをわかってほしいことのはずです。次のように、自分の状態と望みを主語にして話してみてください。

  • たとえば「最近、ふたりの時間が減って、さみしいと感じている。一度ゆっくり話せないかな」と伝えてみる
  • たとえば「家のことで、ひとりで抱えている感じがしてつらい。何を分けられるか一緒に考えたい」と伝えてみる
  • たとえば「うまくいっていない気がして、不安になっている。責めたいわけではなくて、どうしたらいいか話したい」と伝えてみる

話すタイミングと場所を選ぶ

疲れ切っている夜中や、けんかの最中は避けましょう。休みの日の落ち着いた時間に「10分だけ聞いてほしい」と先に伝えると、相手も身構えにくくなります。直接話すと感情的になってしまうときは、短い手紙やメッセージで先に気持ちを伝える方法もあります。

相手の話も、最後まで聞く

こちらが気持ちを伝えたら、今度は相手の話を聞く番です。相手が「自分も同じように感じていた」と話すこともあります。反論せず、まず「そう感じていたんだね」と受け止めると、話し合いが落ち着きます。

ふたりで決めごとを小さくつくる

大きな問題を一度に解決しようとせず、「週に一度、10分だけ今週の話をする」「お金の話は月初めにする」など、小さなルールからはじめます。続けるうちに、安心して話せる場が少しずつできていきます。

結婚の後悔にひとりでできること

相手がすぐには変わらなくても、自分の側でできる工夫はあります。ここでは、ひとりで取り組める方法を挙げます。

自分の時間と体力を先に守る

睡眠不足や疲れは、後悔の気持ちを強くします。まず休む時間を確保し、短時間でもひとりになれる時間をつくります。気持ちの問題と決めつける前に、体の疲れを減らすことが、思考を落ち着かせる助けになります。

「相手の良いところ」と「変えられないところ」を分けて書く

相手の良い面、感謝していること、そして今は変わらなそうな点を、それぞれ書き出します。「変えられない点」を受け入れるか、距離のとり方で対処するかを考える材料になります。

外に出せる場所を持つ

信頼できる友人や家族に話すのはひとつの方法です。ただし、周囲が「別れたら?」と先に結論を出してしまうと、かえって混乱することもあります。結論を求めず、気持ちを聞いてもらう目的で話すのがおすすめです。

結婚 後悔 いつまで続く?

「この気持ちはいつまで続くのか」と不安になる人は多いです。期間には個人差があり、一律に「何年で消える」とは言えません。ただ、疲れや生活の変化が原因の場合は、状況が落ち着くと軽くなることがあります。数か月たっても強まるばかり、日常生活や眠りに影響が出ている、という場合は、ひとりで耐え続けず、専門家に相談してください。

気持ちのつらさが強いとき、安全が心配なときの相談先

後悔の気持ちが強すぎて生活に影響が出ているときや、ふたりで話し合うのが危ないと感じるときは、相談先を使ってください。

気持ちが沈む、眠れない、消えたいと感じるとき

食欲がない、眠れない、何も楽しめない状態が続くときは、心の不調が隠れているかもしれません。産婦人科、心療内科、精神科などの医療機関や、お住まいの自治体の保健センター、精神保健福祉センターに相談してください。診断はここでは行えませんが、早めに話すことで楽になることがあります。

いますぐ助けが必要なほどつらいとき、死にたい気持ちが浮かぶときは、厚生労働省のまもろうよ こころで、電話やSNSの相談窓口を探せます。

暴力や威圧、行動の制限があるとき

殴る、物を投げる、大声でおどす、人間関係やお金を管理して行動を制限する、無視や暴言で追い詰める。こうしたことがあるなら、「ふたりで話し合う」より、自分の安全を最優先にしてください。身体的な暴力だけでなく、言葉や態度による精神的な暴力も、DV(配偶者からの暴力)に含まれます。

  • DV相談ナビ(#8008):最寄りの配偶者暴力相談支援センターにつながる全国共通の番号です(内閣府男女共同参画局の案内ページ)
  • DV相談プラス(0120-279-889):内閣府の事業で、電話は24時間受け付けています。チャット相談は12:00〜22:00です(公式サイト)

危険が差し迫っているときは、ためらわず110番に連絡してください。

夫婦の関係を整えたいとき

自治体の相談窓口のほか、カップルカウンセリングや、夫婦関係を扱う心理の専門家に相談する方法があります。専門家が間に入ることで、ふたりだけでは話しにくい内容も、整理しながら話せることがあります。ひとりで相談することも、ふたりで一緒に相談することもできます。

結婚 後悔に関するよくある質問

Q. 結婚して後悔したと感じるのは、私だけですか?

いいえ、あなただけではありません。調査によって数字は違いますが、既婚者のかなりの割合が「後悔したことがある」と答えています。気持ちが浮かぶこと自体は、特別なことではありません。

Q. 「後悔しかない」と思うのは、離婚したほうがいいサインですか?

そうとは限りません。疲れや生活の負担が強いと、「後悔しかない」と感じることがあります。まずは何に対する後悔なのかを分け、休息や分担の見直しなど、できることを試してみてください。それでも安全が脅かされている、心身の不調が続くといった場合は、早めに専門の窓口へ相談してください。

Q. 夫(男性)が結婚を後悔しているようです。どうすればいいですか?

責めたり問いただしたりするより、「最近、負担に感じていることがある?」とやさしく聞いてみてください。相手が話しやすい場所と時間を選び、答えをすぐに求めない姿勢が大切です。話し合いが難しいときは、第三者の力を借りる方法もあります。

Q. 子どもがいるのに後悔しています。こんな気持ちはおかしいですか?

おかしくありません。子どもを大切に思うことと、パートナーとの関係に悩むことは、両立します。子育ての負担が重い時期は、とくに気持ちが揺れやすくなります。ひとりで抱え込まず、自治体の子育て相談や、心の専門家に話してみてください。

Q. 結婚前に気づいておけば、後悔せずに済みましたか?

結婚前にすべてを見通すのは難しく、結婚後に初めてわかることも多いものです。過去の選択を責めるより、「これからどうしたいか」に目を向けるほうが、気持ちは前に進みやすくなります。

これから結婚する人や、結婚して間もない人は、家事の分担、お金の考え方、子どもを望むかどうかやその時期について、早めに話しておくと、後悔につながるすれ違いを減らしやすくなります。すでに結婚している場合も、遅すぎることはありません。うまく話せないときは、第三者に入ってもらう方法もあります。

まとめ:結婚の後悔は、気持ちを分けるところから

結婚の後悔は、多くの人が経験する自然な感情です。大切なのは、それを抱えたまま我慢し続けないことと、安全が脅かされているときは話し合いより安全を優先することです。

  • 結婚の後悔を感じる人は少なくなく、数字は調査によって違う。気持ちを感じる自分を責めなくてよい
  • 後悔の中身(相手・暮らし・選び方・結婚の形)を分けると、ふたりでもひとりでも、できることが見えてくる
  • 心の不調が続くときや、暴力・威圧があるときは、医療機関や公的な窓口に早めに相談する

「結婚 後悔」という気持ちが、ふたりのこれからを考えるきっかけになることもあります。焦らず、できることから一歩ずつ進めていきましょう。

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