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結婚準備で喧嘩ばかり…原因と仲直り、別れがよぎるとき

公開 約10分で読めますかぞくる編集部

結婚が決まって楽しいはずなのに、結婚準備では喧嘩ばかりになってしまう。式の話をするたびに空気が悪くなって、「この人と本当にやっていけるのかな」とまで思う。そんなふうに疲れていませんか。結婚準備の喧嘩は、とても多くのふたりが通る道です。決めることが多く、お金も家族も関わるため、ぶつかりやすい条件がそろっているからです。

結論から言うと、喧嘩が多いことと、ふたりの相性が悪いことは同じではありません。多くの場合、原因は「決める量の多さ」「温度差」「決め方のルールがないこと」にあります。この記事では、結婚準備で喧嘩になりやすい場面、決め方のコツ、喧嘩したあとの立て直し方、「別れ」がよぎったときの考え方をまとめます。

この記事でわかること

  • 結婚準備で喧嘩になりやすい場面と、その背景
  • 決め方のコツ(優先順位の出し合い、担当分け、期限)
  • 喧嘩したあとの立て直し方と、ふたりで話すときの言い方の例
  • 「別れ」がよぎったときの考え方と、相談先

結婚準備で喧嘩ばかりになるのはなぜ?

結婚準備は、人生の中でも「短い期間に大きな決めごとが集中する」時期です。喧嘩が増えるのは、ふたりの愛情が足りないからというより、条件が重なっているからです。

決めることが多すぎて、余裕がなくなる

式や顔合わせ、新居、手続き、招待するかどうか。やることの一覧を書き出すと、数十個になることも珍しくありません。仕事をしながら進めると、睡眠や休みが削られ、ふだんなら流せる一言にも反応してしまいます。結婚準備で疲れたと感じるのは、気持ちの問題というより、実際に負荷が高い状態だからです。

「当たり前」の違いが、はじめて見えてくる

一緒に暮らす前は、お金の使い方や家族との距離感を、じっくり話す機会は多くありません。結婚準備では、それが一度に表に出ます。どちらかが間違っているのではなく、育った家庭や経験が違うだけ、という場合がほとんどです。

家族が関わり、ふたりだけの話ではなくなる

両家の親の意向、親族との関係、費用の出し方など、自分たちだけでは決められないことが出てきます。間に立つ側は板挟みになりやすく、その苦しさが相手への不満に変わることもあります。

結婚式準備で喧嘩になりやすい場面

ここからは、実際にもめやすい場面を5つに分けて見ていきます。自分たちに当てはまるものがあれば、原因を「人」ではなく「場面」として切り分けてみてください。

式の規模・内容の意見が合わない

盛大にやりたい人と、小さくてよいと思う人。写真だけで十分という人と、親族や友人を呼びたい人。希望の強さが違うと、「私のこだわりを否定された」と受け取りやすくなります。

お金の感覚の違い

「ここは削れない」と思う項目が人によって違います。貯金の額や、両家からの援助の有無が見えていないと、「なんでそんなにかけるの」「ケチだと思われている」というすれ違いが起きます。

作業の偏りと温度差

片方が情報を調べ、見積もりを比べ、連絡まで担っていると、「自分ばかりやっている」という不満がたまります。一方で、手伝いたくても何をすればいいか分からず、動けなくなっている人もいます。温度差は、やる気の差ではなく、見えている作業量の差のことも多いものです。分担の見直し方は、家事分担の不満がたまる理由の考え方も使えます。

両家のあいさつ・親への連絡

顔合わせの形式や、それぞれの親への連絡を誰がするか。相手の親を気づかうあまり言いづらい、という事情もあります。自分の親のことは自分が伝える、とあらかじめ決めておくと、こじれにくくなります。

新生活の準備や、結婚後のイメージの違い

住む場所、仕事の続け方、名字の扱いなど、結婚後の暮らし方の違いが、準備の最中に初めて話題になることもあります。ここは大事な話なので、喧嘩になった事実より、早く気づけたことを大切にしてよい場面です。

なお、結婚前の不安や気持ちの揺れそのもの(いわゆるマリッジブルー)は、一時的に強く出ることがあります。この記事では喧嘩の扱い方を中心にお伝えします。

喧嘩になりにくい決め方のコツ

喧嘩は、意見の違いそのものより「決め方のルールがないこと」から大きくなりがちです。ここでは、今日から使える決め方を3つ紹介します。

決める前に、優先順位を出し合う

最初に「どうしたいか」ではなく、「いちばん大事にしたいことは何か」を、それぞれ紙に3つまで書き出して見せ合います。たとえば「親や友人にきちんと感謝を伝えたい」「お金は将来のために残したい」のような形です。重なる部分は迷わず採用し、重ならない部分は次の工夫で調整します。

  • 譲れないものを、ひとり1つ〜2つ決めておく
  • 譲れないもの以外は、相手の希望を優先する項目を作る
  • 「どちらも大事」な項目は、予算の上限を決めてから考える

担当を分けて、進み具合を見える化する

やることを一覧にして、担当を分けます。こまかく分けるほど「頼まれたから動く」から「自分の担当だから動く」に変わります。

  • 得意・興味のあるところから担当を選ぶ(調べもの、連絡、書類、予算管理など)
  • 作業量が偏らないよう、週に1回だけ進み具合を見直す
  • 担当が終わったときに「ありがとう」を一言伝える

決める期限と、話し合う時間を先に決める

いつまでに何を決めるかが見えないと、毎日のように話題が出て、気持ちが休まりません。話し合いは「毎週日曜の30分」のように枠を決め、それ以外の時間は準備の話をしない日を作ります。疲れているときに大事なことを決めない、というルールも役立ちます。

結婚準備で喧嘩したあと、どう立て直す?

喧嘩そのものより、そのあとの扱いが関係を左右します。ここでは、落ち着いてから話すための手順を紹介します。

まず、いったん離れて落ち着く

言い合いの最中に結論を出そうとすると、言い過ぎてしまいます。「少し頭を冷やしたいから、30分したらまた話そう」と、戻ってくる前提で離れるのがコツです。ただ黙って部屋を出たり、連絡を絶ったりすると、相手は拒絶されたと感じます。

話し直すときは、事実と気持ちを分ける

相手の人柄を責めるのではなく、「何があったか」と「自分はどう感じたか」を分けて伝えます。ふたりで話すときの言い方の例です。

  • たとえば「さっきは言い方がきつくなってごめんね。式場の件、ひとりで調べているのがしんどくて焦っていたんだ」と伝えてみる
  • たとえば「責めたいわけじゃなくて、分担を一緒に決めたい。今日の夜、30分だけ時間をもらえる?」と聞いてみる
  • 聞く側は、たとえば「そう思っていたんだね。気づけていなかった」と、まず受け止めてみる

仲直りのルールを、ふたりで決めておく

喧嘩のあとに戻りやすくなる、小さなルールを作っておきます。

  • 人格を否定する言葉(「だからあなたは」「いつもそう」)は使わない
  • その日のうちに、一言でも「話そうね」と伝える
  • 喧嘩のきっかけになった話題は、翌日以降に落ち着いて話し直す

結婚準備に疲れたときのセルフケア

準備の作業から完全に離れる半日を作る、睡眠を優先する、予定を詰め込みすぎない。結婚準備で疲れたときは、段取りを増やすより、減らす工夫のほうが効きます。

結婚準備の喧嘩で「別れ」がよぎるとき

喧嘩が続くと、「別れたほうがいいのかも」という考えが頭をよぎる人もいます。その気持ちは、おかしなことではありません。ただ、いま決めてしまう前に確認したいことがあります。

結婚準備 喧嘩 別れ、と決めつけなくてよい理由

疲れや焦りが強いときは、判断が極端になりやすいものです。喧嘩のたびに別れを持ち出すと、相手は「本気で言っているのか」と受け取り、信頼が傷つくこともあります。一方で、別れたい気持ちをないものにする必要もありません。「いまは疲れていて、そう考えてしまう」と自分の状態を言葉にするところから始めてみてください。

「結婚式をやめたい」「このまま破談になるのでは」と思うほど煮詰まることもあります。ただ、準備の最中は疲れで視野が狭くなりやすく、式の準備がつらいことと、結婚そのものをやめたいことが混ざってしまう場合があります。その場で即決せず、式の形を小さくする、時期をずらすなど、準備のやり方を変える道も含めて、落ち着いてからふたりで考えてみてください。結婚そのものへの迷いが大きいときは、結婚の後悔しかない?気持ちの整理も参考になります。

立ち止まって考えたい目安

次のような状態が続くかは、ひとつの目安になります。

  • 準備と関係のない場面でも、尊重されていないと感じる
  • 話し合おうとしても、毎回はぐらかされる、または一方的に決められる
  • 怒鳴る、物に当たる、無視を続けるなど、怖いと感じる
  • 自分の気持ちを言うことが、いつも怖い

最初の2つは、ふたりで話し方を整えたり、第三者に入ってもらったりすることで変わる場合があります。3つ目、4つ目は次の項目も読んでください。

暴力・暴言があるときは、話し合いより安全を優先する

殴る、蹴る、物を投げる、行動を監視する、人格を繰り返し否定する、お金や連絡を取り上げるといった行為は、結婚前でもDV(ドメスティック・バイオレンス)にあたりえます。この場合は「ふたりで話し合う」より、まず安全を守ることを優先してください。

内閣府のDV相談ナビ(#8008)に電話すると、最寄りの配偶者暴力相談支援センターにつながります。結婚前でも相談できる場合があります。受付時間は相談機関によって異なります。

結婚準備の喧嘩を、ひとりで抱えないために

ふたりで話しても同じ喧嘩をくり返すとき、第三者に入ってもらうと流れが変わることがあります。

  • 自治体の相談窓口や、男女共同参画センターなどの相談
  • カップルカウンセリング・心理の専門家(公認心理師など)に、ふたりまたはひとりで相談する
  • 気持ちの落ち込みや眠れない状態が続くときは、医療機関(心療内科・精神科など)への相談

いますぐ助けが必要なほどつらいときは、厚生労働省のまもろうよ こころにある、電話やSNSの相談窓口を使ってください。24時間対応の窓口もあります。

よくある質問

Q. 結婚準備で喧嘩ばかりなのは、うまくいかないサインですか?

喧嘩の多さだけでは判断できません。決めることが集中する時期なので、ぶつかりやすいのは自然なことです。見るポイントは、喧嘩のあとに話し直せているか、お互いを尊重できているかです。

Q. 結婚式準備の喧嘩は、いつまで続きますか?

人によって違いますが、大きな決めごと(式の内容、予算、顔合わせなど)が一段落すると、落ち着く人が多い傾向があります。決める期限と担当を先に作ると、長引きにくくなります。

Q. 男性側が準備に消極的に見えるとき、どう頼めばいいですか?

「手伝って」だけだと、何をすればいいか分からず動けない人もいます。「招待客リストの確認をお願い。今週末までに」のように、具体的な内容と期限を伝えてみてください。責める言い方より、困っていることを伝えるほうが届きやすくなります。

Q. 結婚準備の喧嘩のあと、後悔して落ち込みます。

言い過ぎたと感じているのは、相手を大切に思っている証でもあります。落ち着いてから「あのときは言い過ぎた。ごめんね」と伝えれば十分です。それでも気持ちが沈む日が続くときは、専門家や医療機関に相談してください。

Q. 喧嘩のたびに「別れる」と言ってしまいます。

感情が高ぶったときに出てしまう人は少なくありません。婚約中は特に、相手に重く響きやすい言葉です。「いまは冷静に話せないから、少し時間がほしい」と別の言葉に置き換える練習をしてみてください。くり返してしまうときは、第三者に相談するのも一つの方法です。

Q. 両家の親のことでもめます。ふたりでどう動けばいいですか?

自分の親への連絡や説明は自分が担当する、と決めておくと、相手が板挟みになりません。親の意向は「聞いたうえで、ふたりで決める」順番にし、伝えるときは「ふたりで話して決めました」と一緒に伝えると、角が立ちにくくなります。

まとめ

結婚準備で喧嘩になるのは、決めることが多く、お金も家族も関わる時期だからで、ふたりが合わない証拠とは限りません。要点は次の3つです。

  • 喧嘩になりやすい場面は、式の内容・お金・作業の偏り・親との関わり。人ではなく場面として切り分ける
  • 優先順位の出し合い、担当分け、決める期限を先に作ると、喧嘩は減らしやすい。喧嘩したあとは、離れて落ち着き、事実と気持ちを分けて話し直す
  • 「別れ」がよぎっても決めつけず、疲れの影響も考える。暴力や怖さがあるときは安全を最優先にし、公的な窓口や専門家に相談する

結婚準備の喧嘩は、ふたりのやり方を整える機会にもなります。ひとりで抱えず、できるところから試してみてください。

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